高崎市 乾小児科内科医院|アレルギー科・循環器内科(心臓血管内科)

乾小児科内科

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糖尿病の方は知っておきたい。3大合併症の特徴とセルフケア

糖尿病で通院されている方なら3大合併症という言葉は聞いたことがあるかと思います。
しかし、

  • ・言葉は聞いたことはあるけど、細かいことは忘れてしまった
  • ・自分は何も症状がないから大丈夫
  • ・薬は飲んでいるがそれ以外、具体的にどうしたらいいかわからない

こんな方が多いのではないかと思います。

そこで今回は3大合併症に関しておさらいしていきながら、ご家庭でできる取り組みについても解説していきたいと思います。

3大合併症とは

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  • ①網膜症
  • ②腎症
  • ③神経障害

のことをいいます。それぞれについて概説していきます。

 
①糖尿病網膜症

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目の網膜には毛細血管が網目状に張りめぐらされています。血糖値が高い状態が続くと毛細血管が詰まるなどして網膜への酸素や栄養分の供給が不足して、糖尿病網膜症を起こします。

初期には自覚症状はほとんど現れませんが、糖尿病を治療しないでいると、

  • ・5年間で10%、
  • ・10年間で30%、
  • ・15年間で50%、
  • ・20年間で70%、

の方に網膜症が発症します。

症状が進行すると最悪の場合、眼底出血や網膜剥離を伴って失明に至る場合もあります。

 
糖尿病網膜症はどうやったら予防できる?

糖尿病網膜症は重篤な合併症ですが、適切な治療を行うことで予防できます。
また、一旦発症したとしても重症化するのを予防することができます(特に初期の場合は、適切な対処をすることで改善する可能性もあります)。では、どのような予防方法があるのでしょうか

 
少なくとも年に1回は眼科受診を

網膜症を悪くしないためには、主には日頃の糖コントロールが重要です。その一方で、どんなに血糖コントロールが悪くても、早い段階で網膜症を見つけておけばレーザー治療などで大きな出血を予防できる場合があります。
何も症状がなくても1年に1回は眼科を受診し、診察を受けることをオススメします。

 
血糖値、血圧、コレステロール値をしっかり管理

血糖値が高い、血糖値が変動する、糖尿病にかかっている期間が長い、高血圧や脂質異常を合併しているなどの状態は糖尿病網膜症の発症リスクを高めるといわれています。

また、HbA1c、空腹時血糖値、食後1時間や2時間の血糖値が高いほど、網膜症が悪化することもわかっているので、予防のために血糖値、血圧、コレステロール値のコントロールを適切に行うことが大切です。

  • ・処方された通りに糖尿病薬を服用する
  • ・視野に何らかの変化があった場合はすぐに医師の診察を受ける
  • ・バランスの取れた食事と定期的な運動で適正体重を維持する
  • ・禁煙する(タバコには糖尿病の合併症を早める働きがあります)
 
②腎症

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腎臓の糸球体は尿を作る重要な部位であり毛細血管が密集しています。血糖値が高い状態が10~15年間続くと次第に毛細血管が障害され、血液の濾過(ろか)機能が障害され、糖尿病腎症を発症するといわれています。

進行すると腎不全を起こし、透析が必要になります。糖尿病腎症は、維持透析(血液透析・腹膜透析)導入の原因第1位であり、患者さんの数は年々増加しています。

 
どんな症状が出るの?

糖尿病腎症は病気の進行段階によって症状が異なります。
初期の段階では自覚症状はほとんどありません。尿の検査を定期的にすることが必要です。はじめは微量アルブミン尿といって尿にごくわずかなタンパク質が漏れ出し、進行すると次第に漏れ出すタンパク質の量が増えていきます。

進行してくると、むくみや息切れ、胸苦しさ、食欲不振や満腹感などの自覚症状が現れます。ひどいと顔色が悪くなり、吐き気あるいは嘔吐、筋肉のこわばり、手のしびれや痛み、筋肉痛や骨の痛み、腹痛と発熱などが出る場合もあります。さらに進行すると腎不全となり腎臓が働かなくなって透析治療が必要になります。

ある程度進行してしまうと、病気の進行を遅らせることは出来ても以前の状態に戻すことは出来なくなるため、早期発見が非常に重要です。

 
自己管理のポイントは?
  • ・糖尿病患者さんは定期的に検尿を行いましょう。
  • ・進行してきた場合には食事制限(タンパク質摂取量の制限など)が必要になることがあります。
  • ・適性体重を維持しましょう
  • ・禁煙をしましょう
  • ・過度なアルコール摂取は控えましょう
 
③神経障害

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3大合併症のうち最も発症率が高いのが糖尿病神経障害で、糖尿病の患者さんの約4割が発症します。2型糖尿病患者さんの3割は発症から5~10年ほどで末梢神経に障害が起こり始め、糖尿病になっている期間が長いほどその割合は高くなります。

糖尿病神経障害に気づかずに放置すると、最悪の場合は、足の切断をしなければならないこともあります。糖尿病の中で最も多い合併症ですが、軽視されやすく発見が遅れることも多いので注意が必要です。

 
こんな症状ありませんか?

以下のような症状があったら神経障害の可能性があります。

  • ・足先がしびれたり、にぶい感じ(紙が1枚はさまった感じ)
  • ・足がよくつる
  • ・痛みや熱に対する感覚が鈍くなり、ケガややけどに気づきにくい
  • ・立ちくらみがする
  • ・胃腸の調子が悪い(胃がムカムカ、便秘、下痢)
  • ・以上に汗をかいたり、暑いのに汗を書かなかったりする
  • ・ED(勃起障害)
  • ・症状がないのに低血糖(無自覚低血糖)

糖尿病のコントロールをしっかり行い、発症しないようにするのが重要ですが、これらの症状が出てきた場合は症状に応じて適切なお薬を使いながら治療を行って行く必要があります。また、ケガややけどに気がつかないと、感染などが起こる原因ともなるため注意が必要です。

 
合併症のリスクを減らすために

糖尿病は、予備軍の時代から動脈硬化が発症・進展します。糖尿病と診断されても自覚症状がないからと治療を怠れば、時間経過とともに神経障害、網膜症、腎症を発症します。
一方、食事療法、運動療法、薬物療法で適切な血糖コントロールを続ければ、普通の人とほとんど変わらない生活を送ることができます。
糖尿病の治療では、できるだけ初期の段階で血糖コントロールを開始することが糖尿病合併症のリスクを回避する上で重要です。

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