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「血圧が高いですね」と言われたら放置しないでください

症状がない”高血圧こそ注意が必要

健康診断で
「血圧が少し高めですね」
と言われたまま、そのままにしていませんか?

高血圧は、初期にはほとんど症状がありません。
しかし、気づかないうちに血管へ負担をかけ続け、将来的に大きな病気につながることがあります。

今回は、高血圧を放置するリスクと、早めに受診するメリットについてわかりやすくお話しします。

高血圧は“沈黙の病気”

高血圧が怖いのは、「自覚症状がなくても進行する」ことです。

よくあるのが、

  • 頭痛もない
  • 元気に動ける
  • 特に困っていない

だから「まだ大丈夫」と思ってしまうケースです。

ですが、高血圧は「サイレントキラー」と呼ばれることもあるくらい、多くの方は無症状で経過します(文献によって異なりますが自覚症状があるのは1-2割程度と考えられています)。

そして血圧が高い状態が続くと、血管の内側には少しずつダメージが蓄積します。

その結果、

  • 脳卒中
  • 心筋梗塞
  • 心不全
  • 腎機能低下

などにつながることがあります。

特に日本人は脳卒中リスクが高いと言われており、血圧管理はとても重要です。

「どのくらいから受診すべき?」

家庭血圧で、

  • 上が135以上
  • 下が85以上

が続く場合は、一度相談をおすすめします。

健診で

  • 140/90以上
  • 「要受診」
  • 「要精密検査」

と書かれていた場合は、放置せず受診してください。

一度高かっただけなら問題ないこともありますが、継続して高いかどうかを確認することが大切です。

高血圧=すぐ薬、ではありません

「病院へ行くとすぐ薬を出されそう…」

そう心配される方も少なくありません。

ですが実際には、

  • 塩分
  • 体重
  • 睡眠
  • ストレス
  • 飲酒
  • 運動不足

などを確認し、生活習慣を見直すことで血圧が下がるケースもあります。また保険が使える高血圧治療用のアプリも存在し、アプリを利用することで血圧が下がるケースも見られます。

必要に応じて薬を使いますが、“いきなり一生薬”というわけではありません。

まずは現在の状態を知ることが大切です。

こんな方は特に注意

以下に当てはまる方は、高血圧リスクが高くなります。

  • 健診で毎年「血圧高め」と言われる
  • 家族に高血圧の方がいる
  • 塩辛いものが好き
  • お酒を飲む機会が多い
  • 睡眠不足
  • 体重増加
  • いびきが強い
  • 運動不足
  • ストレスが多い

「まだ若いから大丈夫」と思っていても、知らず知らずのうちに少しずつ血管へのダメージは溜まっているかもしれません。

家庭血圧がとても大切です

病院では緊張して血圧が高くなることがあります。また、血圧は1日の中でも上がったり、下がったりしており、「ある1回の血圧」だけで本当に高血圧なのか、高血圧だとしてどの程度の高血圧なのか、を判断するのはなかなか難しいです。

そのため最近は、「家庭血圧」が非常に重視されています。

おすすめは、

  • 朝:起床後1時間以内、トイレへ行った後、食事をとる前
  • 夜:寝る前

に測定することです。

家庭血圧の記録があると診察もスムーズになります。

スマホのメモでも十分です。

高血圧は“早めに対策できる病気”

高血圧は、早めに気づいて対策することで、

  • 脳卒中
  • 心臓病
  • 腎臓病

などの予防につながります。

逆に、「症状がないから」で放置されやすい病気でもあります。

健診で血圧を指摘された方、家庭血圧が高めの方は、お気軽にご相談ください。

“まだ大丈夫”の今こそ、血管を守るタイミングです。

この記事の執筆・監修者

乾 恵輔(いぬい けいすけ) 乾小児科内科医院 院長

【保有資格】

  • 日本内科学会認定 総合内科専門医
  • 日本糖尿病学会認定 糖尿病専門医
  • 日本循環器学会認定 循環器専門医

院長よりメッセージ:”血圧高め”は、体からの「大切なお便り」です。たとえ異常を指摘されても、それは「今のうちに気をつければ大丈夫」というサインでもあります。

私は3つの専門医資格を持つ内科医として、高崎市周辺の患者様を中心に最も負担の少ない健康維持の方法を一緒に考えます。不安な気持ちを一人で抱えず、まずは一度お顔を見せに来てください。


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