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成人特化の新たな肺炎球菌ワクチン「キャップバックス」の特徴について

成人に特化して開発された新たな肺炎球菌ワクチンである「キャップバックス」が10月29日に発売となりました。

今まで日本では成人向けの肺炎球菌ワクチンとしては65歳以上に定期接種として用いられてきたニューモバックスがあり、そのほかプレベナー、バクニュバンスなどが使用されてきました。

ニューモバックスは広範囲の血清型をカバーする一方で、数年で抗体が減少してしまうという課題がありました。

また、プレベナーやバクニュバンスといった結合型ワクチンはニューモバックスとの「2回接種」が推奨されるなど、接種スケジュールが複雑でした。

キャップバックス(PCV21)の特徴とメリット

① 1回接種で完結

キャップバックスの最大の特徴は、成人では「1回接種で完結」できる点です。これまでのように結合型ワクチンと多糖体ワクチンを2回に分けて接種する必要がありません。

米国CDC(疾病対策センター)も2025年の推奨スケジュールで、ワクチン未接種の50歳以上の成人にはPCV21(CAPVAXIVE®)の1回接種を推奨しています。

② より広範囲の血清型をカバー

キャップバックスは21種類の肺炎球菌血清型をカバーしており、これは現時点で最も広範囲です。成人で重症化しやすい型である15A、15C、16F、23A、23B、24F、31、35Bなど8種類を新たに含みます。

これにより、従来のプレベナーやニューモバックスでは防ぎきれなかった型の感染予防にも対応可能です。

③ 長く続く免疫効果

キャップバックスは結合型ワクチンであり、T細胞依存性免疫を誘導することで、免疫記憶が長期間維持されます。

これは多糖体ワクチンの弱点を補うもので、今後長期的な肺炎予防を期待できる構造です。

接種対象とおすすめのタイミング

初めて接種する方

65歳以上の方は接種をご検討ください。

これまで肺炎球菌ワクチンを接種したことがない方は、キャップバックス®を1回接種するだけで予防が完了します。

過去に接種歴のある方

すでにニューモバックス、プレベナー、またはバクニュバンスを接種済みの方も、最後の接種から1年以上経過していればキャップバックスを追加で接種できます。

これは最新の日本呼吸器学会の推奨にも基づくもので、5年以上待つ必要はありません。1年経過していれば、より広範囲な免疫を得られます。

当院での接種案内

費用:13,200円(税込)

ご希望の方は1度受診いただき、医師との面談後に御予約ください。過去の接種記録をお持ちの方は、接種履歴をご持参いただくとスムーズです。