子どもの夏かぜ「ヘルパンギーナ」が急増中!症状と予防法は
主に子どもに感染する夏かぜである「ヘルパンギーナ」が急増し、群馬県では7年ぶりに流行警報が発令されています。
今回はヘルパンギーナの症状や予防法などについてまとめていきたいと思います。
ヘルパンギーナ警報発令中

群馬県内では5月中旬から患者さんが増え始め、6月25日までの1週間(横軸の25週目)で、県内54の医療機関から報告された1医療機関あたりの感染者数は8.39人と国が定める警報の基準値の6.00人を大幅に上回りました。
このため群馬県では7年ぶりに流行警報が出されました。
特に報告の多い地域は、安中地域(20.00人)、次いで、藤岡地域(15.50人)、 富岡地域(12.00人)でした。高崎市は8.89人ですので警報レベルではあるものの上記3地域に比べると流行度は低い、という状況です。
毎年5月ごろから流行し始め6〜7月にかけて感染のピークが来ます。
ヘルパンギーナの症状

ヘルパンギーナは5歳以下の子どもが感染することがほとんどで特に1歳代に多いといわれています。突然の高熱に続いて、喉や口の中に水ぶくれのような発疹ができ、数日経つと水疱がつぶれて潰瘍になり、痛みを伴います。
高熱に加え、のどの痛みから食べものを食べられない、水分が飲めない、不機嫌になるといったことで発症に気づくことがしばしばあります。
熱は通常2〜4日程度で治ります。
ヘルパンギーナの治療法
ヘルパンギーナはエンテロウイルスやコクサッキーウイルスといったウイルスの感染が原因であることが大半で残念ながら特効薬はありません。
発熱などの症状を和らげるために解熱剤を用いるなどの対症療法が一般的です。
発熱によって、「食事や水分がとれない」「眠れない」「つらそう」といった場合には、症状を楽にするために解熱剤を上手に使ってあげましょう。
熱が出るのは身体がウイルスに抵抗している働きをしている証拠でもあるので、熱があっても元気な場合には解熱剤は使わなくても大丈夫です。
1週間ほどで熱も水疱もひくケースがほとんどですが、発症して2~3日目以降に発熱がひどくなり、吐き気や頭痛を伴う場合は、脳や髄膜にウイルスが侵入している可能性がありますので注意が必要です。
口の中の痛みが食欲低下の原因となっている場合があり、かまずに飲み込めるゼリーやプリン、豆腐や冷ましたおじやなどが比較的食べやすいです。特別な予防法はなく、感染している人との密接な接触を避けることや、うがいや手洗いが大切です。
熱が下がって飲食ができれば登園・登校は可能です。ただし、症状が回復した後にも2~4週間の長期にわたってウイルスを含んだ便が排出されるため、排泄物の処理時には注意が必要です。

