糖尿病専門医は、日本糖尿病学会が認定している専門医で、糖尿病治療のスペシャリストです。
糖尿病専門医の資格をとるためには、
①内科、小児科での既定の研修を終了し、それぞれの学会の認定医や専門医の資格を取得します。
②日本糖尿病学会に指定された糖尿病の専門的な研修施設にて、糖尿病についての専門的な研修を更に3年以上受けます。
この3年間の研修期間中には、患者さんの診療、指導、教育に携わり、様々な診療経験を積みます。
③該当する施設での経験症例のレポートを提出します。
④筆記と面接からなる専門医試験に合格すると糖尿病専門医の資格を取得する事ができます。
糖尿病専門医の資格を取得した後も、糖尿病の新しい知識や技能を維持するために研鑽を続け、5年ごとに審査を受けた後、資格を更新します。
更新のためには、糖尿病についての学会、教育講演の受講、また、担当する糖尿病患者についての診療内容や指導歴の報告が必要です。
糖尿病専門医は、専門的な知識を取得・研鑽しつつ、質の高い糖尿病の診療や糖尿病についての指導をするなど糖尿病診療において重要な役割を果たす存在です。
糖尿病専門医は、全国 約6000人、群馬県には、85人在籍しています。(2019年10月 日本糖尿病学会ホームページより)
今年10月末に行われた専門医試験の結果が先日発表され、当院の恵輔医師が見事、糖尿病専門医試験に合格しました。
ちなみに糖尿病学会と循環器学会が公開している専門医データから確認できた範囲では、群馬県で糖尿病専門医と循環器専門医(心臓病の専門資格)の方の資格を持つ医師は5人のみで、おそらく恵輔医師が6人目、クリニック勤務の医師としては初となります(ただしまだ情報が更新されておらず、現時点では恵輔医師は糖尿病専門医名簿には載っていません)。
糖尿病は心臓や血管の病気を合併することも多く、両者の専門資格を持つ医師の診療を受けることには大きなメリットがあると思います。
まずはお気軽にご相談ください。
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