【要注意】年末年始は1年で最も糖尿病が悪化しやすい時期です|高崎市 乾小児科内科医院|アレルギー科・循環器内科(心臓血管内科)

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【要注意】年末年始は1年で最も糖尿病が悪化しやすい時期です

2019.12.25

年末年始は1年で最も糖尿病が悪化しやすい時期で

 
 

忘年会、クリスマス、お正月や新年会…飲食を伴うイベントが1年で最も多くなるのが、年末年始です。おおいに楽しくすごしていただければと思う反面、体調を崩してしまう方も多く注意が必要です。

寒さと連休が重なることで、運動量も低下し、体重が増え、血糖コントロールが悪化しやすいです。実際、HbA1cの月ごとの推移をみてみると、1年の中で冬場にかけて上昇し、2月で最高値となる、という研究報告が多くされています。

HbA1cは過去1-2ヶ月の血糖値の平均を反映する数値のため、2月のHbA1c値は、12月から1月の年末年始の生活状況を反映しているのです。

今回は年末年始の注意点についていくつかご紹介したいと思います。

 

ポイント1: 食べ過ぎ飲み過ぎに注意

年末年始は1年で最も糖尿病が悪化しやすい時期で

職場の同僚と、家族と、友人と…盛り上がって、いつもよりもたくさん食べて、飲んで、となってしまいがちです。大皿から料理を適宜取って食べると、食べた量の把握が難しくなりますので、控えめに取るか、食べる量を最初からお皿に盛り付けて、食べ過ぎを予防することが重要です。

 

ポイント2: 野菜から食べるようにしましょう

年末年始は1年で最も糖尿病が悪化しやすい時期で

食物繊維やビタミンが豊富に含まれる野菜はからだによいだけでなく、後から食べる主食の糖質がゆっくりと吸収され、食後の急激な血糖値の上昇を抑えてくれます。血糖値は高いことも問題ですが急激な上がり下がりもよくないことがわかっており、食後の血糖上昇を抑えることはとても重要です。

年末年始は1年で最も糖尿病が悪化しやすい時期で

この食べ方は「ベジタブルファースト」といわれており、ふだんから心がけるとよいでしょう。

 

ポイント3: 内服薬やインスリン、針、血糖測定用の消耗品の残数は確認を

年末年始は1年で最も糖尿病が悪化しやすい時期で

年末年始は多くの医療機関もお休みになります。次回受診日までお薬や物品が十分かどうか事前に確認しておきましょう。
日頃から余裕を持った備えがあると、急用などで受診日が延びたときにも役立ちます。

 

ポイント4: 風邪・インフルエンザに要注意

年末年始は1年で最も糖尿病が悪化しやすい時期で

厳しい寒さに加え、長期休暇で生活が乱れ、人が集まるところに行く機会も多い年末年始は、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。
また、血糖コントロールが悪いと免疫力が落ち、感染症にかかりやすくなるため、普段から血糖値が高い方は特に注意が必要です。

感染症予防には、うがいと手洗いをしっかりすること、十分な睡眠と休養、バランスの良い食事が大切です。

 

ポイント5: 1日3食はきちんととりましょう

年末年始は1年で最も糖尿病が悪化しやすい時期で

年末の忙しさや、お正月の朝寝坊で食事のペースが不規則になりがちですが、日常の3食のリズムを乱さないように心がけましょう。また、朝食と昼食にあまり食べず、夕食で大量に食べる、といったことも空腹時に低血糖のリスクがあり、また血糖値を乱高下させてしまうため控えましょう。
仕事は休みでも、私たちのからだは年中無休で働いていますので、栄養補給は欠かさず、バランスよく行いましょう。

 

ポイント6: おもちの食べすぎも注意

年末年始は1年で最も糖尿病が悪化しやすい時期で

ご飯1杯(150g)のカロリーは252kcalなのに対して、切りもち1個(50g)のカロリーは117kcal。つまり、おもち2個とご飯1杯のカロリーは同じくらいとなのです。
性別や体型などによって若干の差はありますが、おもち1つ(約80kcal)分を消費するためには、ジョギング15分、エアロバイク20分、ウォーキング25-30分程度の運動が必要となります。
ついつい食べすぎてしまいますが、注意しましょう。

 

© 2019 Inui pediatrics and internal medicine clinic

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