「いびきがうるさい」
「寝ているとき息が止まっている」
こんな症状から睡眠時無呼吸症候群を疑った場合、何科に受診したらよいのでしょうか?
結論からいいますと、
「耳鼻科、循環器内科、呼吸器内科など」
です。
耳鼻科は、いびきの発生部位である上気道(鼻から気管の入り口までの空気の通り道)を専門に診察しています。
ただし、内科の先生でも循環器内科・呼吸器内科など専門性があるように、耳鼻科の先生でも専門性があります。
睡眠時無呼吸の診察に対応しているかどうかは確認が必要です。
また循環器内科、呼吸器内科などでも診察が受けられますが、これらの科ならどの先生でも睡眠時無呼吸の診察をやっているわけではありません。
「睡眠時無呼吸外来」や「いびき外来」などわかりやすい診療科を設けている病院なら迷うことはありませんが、このような診療科はまだ少ないのが実情です。
睡眠時無呼吸症の診療をしているか、事前に電話やホームページなどで確認したり、かかりつけ医に相談したりしてみるとよいでしょう。
検査を行なっている医療機関はこちらのサイトからも確認できます。
どんな検査をするの?
睡眠時無呼吸症候群かどうかは、まず睡眠時の検査を行い診断します。
睡眠時の検査なので入院が必要?
と思われる方もいるかと思います。
実際、入院して検査を行う方法もありますが、
入院しないで自宅で行える簡易型の検査があり、
「睡眠時無呼吸症候群かどうか一度調べてみたい」
といった方は、まず自宅でできる簡易検査がおすすめです。
簡易検査はイラストのように酸素の濃度を測定する器具を手首と指につけ、鼻に呼吸のセンサーをつけて行います。
検査によって、
などがわかります。
費用は保険適応となりますので3割負担の方の場合、簡易検査で2700円となります。
症状が気になる方は、まずは簡易検査をやってみるといいでしょう。
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