睡眠時無呼吸症候群を疑う症状、なりやすい人は?|高崎市 乾小児科内科医院|アレルギー科・循環器内科(心臓血管内科)

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睡眠時無呼吸症候群を疑う症状、なりやすい人は?

2021.04.02

 
 

「春眠暁を覚えず」なんていいますが、春は寝心地のいい季節です。しかし、どうやら寝息が途中で止まっている…。しかもいびきがうるさい…。

寝ているときに息が止まっている、いびきがうるさいなどと周囲の方から言われ、睡眠時無呼吸症候群を疑うことがあります。

寝ている間のことなので自分では気づきにくいことが多いのが実情です。

それでは、寝ている時の無呼吸、いびき以外の自覚症状にはどんなものがあるのでしょうか。また、睡眠時無呼吸症候群になりやすい方にはどんな特徴があるのでしょうか。

今回は、これらについてまとめていきたいと思います。

 

睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)は、夜間の睡眠中に無呼吸と低呼吸(いびき)を繰り返す病気です。

無呼吸とは、10秒以上呼吸が停止している状態のことです。低呼吸とは、息を吸う深さが通常の半分以下まで浅くなる呼吸が10秒以上続く状態をいいます。

 

睡眠時無呼吸症候群を疑う症状は?

睡眠時無呼吸症候群を疑う症状には以下のようなものがあります。

(1) 夜間の窒息感または息苦しさ
SASで最も特徴的とされる症状です。息が詰まるような感覚とともに目覚めたり、息苦しさで起きてしまったりすることがあります。

(2) 他人から指摘される睡眠中の呼吸中断
寝ている間のことなので自分では気付かないことも多く、家族や同僚、友人などに「寝ている間に息が止まっている」と指摘されることがきっかけに発見されることもしばしばです。

(3) いびき
空気の通り道である上気道が狭くなると、入ってきた空気の抵抗が強まります。その力で気道の狭い部分の粘膜が振動したり、摩擦が起きたりします。それがいびきの原因です。

SASではいびきを伴うことが多く、特に無呼吸から呼吸が再開するときに大きないびきが起こります。突然いびきが止まり、しばらくして爆発するような大きないびきを再開するということが、繰り返し起こります。

(4) 日中の過度の眠気
会議中やテレビをみている時などに強い眠気を自覚します。睡眠中に低酸素状態になることで「睡眠の質」が下がり、「寝ても休まらない」ために、日中に強い眠気を自覚することがあります。

(5) 起床時の頭痛
睡眠時間が極端に少なかったときなどに、頭痛に悩まされた経験のある方は多いと思います。これは脳を十分に休ませられなかったことが原因です。無呼吸でもこれと同じ影響が見られます。

ただし、これらの症状はSASを疑うきっかけにはなるものの、単独で診断できるものではありません。

 

睡眠時無呼吸症候群になりやすい人は?

どんな人がSASになりやすいのでしょうか。

(1) 肥満
SASの発症原因の代表的なものの一つは肥満です。肥満の人は、軟口蓋や喉にも脂肪がつき、それによって上気道を狭め、SASになる可能性が高くなります。10%体重が増えると、SASを発症するリスクが6倍になる、という報告もあるくらいです。

(2) 男性
性別でみると、男性のほうが睡眠時無呼吸症にかかりやすい傾向にあります。男性発症率は女性の約2-3倍といわれています。

男女差がある理由の一つは体型の違いです。女性と比べて男性は、上半身に脂肪がつきやすく、顎や喉へ脂肪が蓄積しやすい傾向にあります。一方女性は、下半身に脂肪がつきやすいため男性に比べ、肥満によるSASへの影響が小さいのです。

しかし、閉経後の女性はホルモンの分泌量が大きく低下し、男性と同程度までSASを起こしやすくなります。

(3) 顎や扁桃などの形状
顎が小さい、鼻腔が狭い、扁桃腺が大きい、といった形状の異常がある人はそうでない人に比べ気道が狭くなりやすく、SASになる可能性が高くなります。

顎が小さい、もしくは後ろに引っ込んでいるタイプの人は、仰向けに寝ると舌根が普通の人よりも奥の方に落ち込みやすいため、気道を塞いでしまいます。

鏡の前で舌を出して喉をのぞいてみて、口蓋垂や喉の奥が見えない人は構造的に気道が狭い可能性があります。口蓋垂、舌根部については、加齢などによる筋力低下により沈下してしまうことも影響します。

また日本人の顔は前後径が短く、喉が咽頭に近くまた扁桃腺が大きいので気道が狭くなりやすいといわれます。そのため日本人はSASを発症しやすい顔の構造をしているといえるでしょう。

(4) 加齢
SASは加齢とともに70歳代まで頻度が増えることが知られています。加齢によって、気道周囲開大筋の筋力が低下することも原因の一つと考えられています。

 

睡眠時無呼吸症候群になりやすい人は?

SASの特徴的な症状となりやすい人の特徴についてまとめていきました。これらの特徴に心当たりがある方は、SASかどうか、治療が必要か、などについて一度検査してみるとよいでしょう。

 

© Inui pediatrics and internal medicine clinic

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